いじめ、不登校を経験した独身男性のサクセスストーリー

中学時代のいじめ、不登校から学んだこと、立ち直るまでの道のりやきっかけ~今現在について~未来について、読んでいただいた方の人生に少しでもお役に立てれば幸いです。

体験したこと①

おはこんにちばんわ。

すべての時間を過ごす皆さんにご挨拶を。

 

前回の続き

 

ken05260810ken.hatenablog.com

 

 

保健室登校と休みを繰り返す私は、学校からある提案をされた。

 

“相談室のような誰もいない教室があるから、そこにいてもいいから登校してみない?”

 

私は、もちろん数日悩みました。ただ、家にずっといることは嫌でした。家族の目があったからです。

 

とりあえず、登校すると、担任から2畳ぐらいの部屋に通されました。革製のソファと机がありました。

その部屋で何日間かを過ごしました。朝、遅く登校し、他の生徒より早めに帰宅する。なにより、気を付けたのは他の生徒に遭うことなく忍者のように下校することを心がけました。

下校タイミングは、授業中が必須条件!グラウンドを使用しているかどうかは声で分かるため偵察しました。

 

こうした気を遣っての下校が続きました。

 

数週間後、担任が部屋に入ってきました。

 

「この部屋は相談室として使用することになったの。その代わりに別の部屋を用意したからね」

 

通された部屋は、8畳ほどの広さの部屋に暖房機完備、昭和の役場の机が3台が設備されていた。教室の入り口の扉は、一般的に廊下から中が見えるようになっている。しかし、その部屋は大きな本棚で遮られ、教室の中が見えないようになっている。

 

これは、私への配慮なのか?

 

その教室で過ごしていると、いろんなことが起きました。

 

 

ep1. 壁ドン♡ 

その教室の前を通る生徒が教室前でこんな会話をしていた。

「そういえば、この教室に誰かいるみたいだぞ」

「あいつだろ」

 

そんな会話が聞こえてきたと思えば、その直後に

 

“ドンッ”

 

最初、なんの音だ!?と思ったが、すぐに判断できた。

 

そう!・・・壁を叩く音だった。

 

私の心臓の鼓動は速く動く。

「ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!」

 

なぜ、壁を叩いたのか?・・・それは叩いた本人しか知らないのです。

 

 

ep2. 精一杯の言葉

担任には、いじめ加害者つまり、“あの人たち”がなにをしたのか、実名を挙げて話しました。

担任はある行動に出ます。

 

担任は、“あの人たち”を私が居た教室に呼び出しました。おそらく、事実確認をしたんだと思います。

 

一応、担任は、私に許可を求めてくれましたが、当時の私には断ることはできませんでした。なぜなら、当時の救いの担任に見放される恐怖と身動きが取れない自分がいたからです。なにも抵抗や自発的に前に進むことすらできない精神状態でした。

 

私は、担任の提案を受け入れました。

 

一人、教室で待っていました。・・・不安と恐怖に押しつぶされそうになりながら。

 

『ガラガラガラ』と教室の扉が開く音がすると、私の心臓はさらにアクセルを踏み、動きが速くなっていくのが分かりました。

 

大きな本棚から担任と“あの人たち”が現れました。

 

あの人たち”は明らかに私を睨みつけていました。

 

私、担任、そして“あの人たち”が、教室に一同しました。“あの人たち”は5人くらいいたでしょうか。

異様な雰囲気の中、最初に口を開いたのは、担任でした。

担任は5人のほうを向いて、

担任:「今日、みんなにここに来てもらったのは、安達くんがみんなに嫌なことをされたということなんです。安達くん、どんなことされたのか話してくれる?」

 

私:「えっと・・・(マジかよ!?俺が話すの?先生が話してくれていないのか?つか、なにこれ?めちゃくちゃ不利な状況)」

 

私:「後ろから椅子を蹴られました。」

 

これ以降のやり取りは、記憶が曖昧なので書きません。

 

あの人たちA:「俺たちはそんなことしていません」

あの人たちB:「俺もした覚えはありません」

 

担任:「そっかあ。安達くん、みんなこう言ってるんだけど、どうかな?」

 

私:「もう大丈夫です」

 

当時の私は、この言葉を言うのが精一杯でした。

 

to be continued...

 

【次回の予告】

体験したこと②・・・給食が〇〇な状態に!?給食は〇〇で!

 

 

★今日の3日坊主男の言葉★

 現在、発達に遅れがある子どもを支援する仕事をしておりますが、発達に遅れがある子どもは二次障害として“いじめ”に遭うことがあるようです。発達に遅れがあると言っても、性格と一緒で発達と言っても、さまざまな行動として現れます。落ち着きがなかったり、集中力が持続しなかったり、友だちとうまく折り合いをつけることができず、友だちや先生とのトラブルが多い等・・・。こうした現象は、通常の学級で生活していると、多かれ少なかれ見られると思います。しかし、生活に支障が出始めている、トラブルが非常に多くなっているといったケースだと、当事者(つまり子ども)のためにも一度、専門家に相談することをお勧めします。

 ひと昔に比べると、行政のサービスは多岐に渡っていたり、(学校単位で個人差はありますが)学校においても支援体制が整っていたり、民間の支援サービス(放課後等デイサービス等)が充実してきています。

 発達に遅れがある子どもは、個人差はあるものの、なにか突起した特技や趣味があります。例えば、電車や地名、数字などを憶えるのが得意、工作が得意などです。

 私は、子どもと関わる際、一番最初に大切にしている情報があります。それは、その子どもは何が好きなのか、何に興味、関心があるのか。また、日頃、どんなところ、どんなことに注視しているのかを行動から観察し、支援に役立てています。