いじめ、不登校を経験した独身男性のサクセスストーリー

中学時代のいじめ、不登校から学んだこと、立ち直るまでの道のりやきっかけ~今現在について~未来について、読んでいただいた方の人生に少しでもお役に立てれば幸いです。

心理カウンセラーという職業

おはこんにちばんわ。

 

すべての時間を過ごす皆さんにご挨拶を。

 

 

今回は【心理カウンセラー】という職業について記事を書きたいと思います。

 

 

心理カウンセラーとは?

 おおまかに言うと、心身にさまざまな問題を呈している人(以下、クライアント)に専門的な技法や検査、面接を通してクライアントの自己実現、つまりクライアントがありのままの自分を受け入れ、その人らしい生き方ができるようサポートしていく職業と説明しておきます。

 普段、私たち人間は、どんなにポジティブ思考の人でも、一見悩みがなさそうに見える人でも大なり小なり問題を抱えていると思います。その悩みや問題は、人によってはカラオケに行ったり、寝たり、遊んだり、好きなことをしたりしてストレス発散して問題を少しでも軽減することでしょう。

 しかし、自分では解決できない内容だったらどうしましょう?

 

そうです。私たち人間は、一人で生きていません。家族や友人、恋人、会社や学校の先輩、後輩、同僚などがいます。解決できるかできないかは置いて、人に相談することができます。自分が信頼を置いている、もしくは安心して話ができる人のほうが相談しやすいでしょう。逆に、内容によっては自分の知らない人のほうが相談しやすいことも考えられます。

また、相談内容が重篤で、生活を送るうえで支障が出ている場合は、自分から(もしくは家族や他人からの勧めで)精神科や心療内科など通うことでしょう。

精神科や心療内科のお医者さんは、基本的に話の概要を聞いて、薬を処方します。

※ここで勘違いしてほしくないのは、薬しか処方しない精神科の医師というイメージをした場合は、極端です。

精神科などのクリニックには心理カウンセラーのような方がいることが多いです。

精神科医からの指示で、心理検査を行ったり、話の内容をより明確にしていったりします。

 

さまざまな関連資格について

 心理系の資格は数多くあります。臨床心理士、産業カウンセラー、発達臨床心理士、学校臨床心理士etc...。

 その中でも、臨床心理士という資格は、内閣府の認可する公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の実施する試験に合格した者に交付されるものです。臨床心理士の試験を受けるためにはさまざまな条件があります。

※詳細は以下のリンクをご参照ください。

fjcbcp.or.jp

臨床心理士を名乗る人たちは、さまざまな専門機関で仕事をしています。イメージしやすいところだと、学校のスクールカウンセラーでしょうか。他には、病院やクリニックの精神科の心理カウンセラー、一般企業の産業カウンセラー、司法機関の少年鑑別所や家庭裁判所などの調査官も臨床心理士の資格を持っている方は大勢います。

また、発達に遅れがある子どもさんが通う療育センターにも臨床心理士はいます。主に、心理検査や知能検査をとったり、子どもさんへの個別指導や保護者の面談も行います。

 

公認心理師とは?

 心理職の国家資格を求める動きは1950年代からあり、半世紀にわたるさまざまな経緯経て、具体的な法案をめぐる動きは2005年から始まりました。その後、関係する学会、団体や個人の協力がり、公認心理師法が、2015年9月9日に成立し、同年9月16日に公布されました。また、法は2017年9月15日に全面施行されました。*1

つまり、心の専門家が国家資格となり、より一層、社会における認知度や貢献度が期待できることでしょう。

 「風邪引いたみたい」と話すと、「病院行ったほうがいいよ。」というやり取りがどこでも見られると思います。ですが、「ちょっとうつっぽいんだよね。」という話はあまり見られません。うつは心の風邪と言われたことがありました。日本の国民性でしょうか。身体の疾患には比較的オープンなのに、精神疾患についてはよりクローズな傾向にある気がします。

 アメリカの心理の歴史は、日本より10年先を行っていると言われています。日々、最新の研究が臨床の現場で積極的に活用されています。私はアメリカに行ったことはありませんが(笑)、アメリカは日本に比べて、よりオープンにセラピーを受けている印象を受けます。夫婦のセックスレス、DV、不仲は夫婦でセラピーを受けたり、依存症の人は依存症関連のセミナーに行き、同じ境遇の人たちと情報を共有したり、共感したり公共の場に赴きます。

 近い将来日本も、風邪を引いたらネギを首に巻くんだ!と同じように、最近、うつっぽいからちょっと1か月ぐらい会社休むね!なんて日が来ないでしょうか(笑)?

 

 今後の公認心理師の動向

 公認心理師はまだ国家資格になって久しいため、社会的な認知度は低く、貢献度もまだこれからだろう。ただ、これから公認心理師を名乗る人が増えることは予想できるとともに、さまざまな機関で“公認心理師”という名前が聞くことになると思われる。

 一方で、臨床心理士の資格は、公認心理師の認知度や社会への貢献度が発展途上にいることを考えると、まだまだ社会には重宝されるし、必要とされる資格であることは間違いないだろう。

 

まとめ

 心の専門家に関連する資格は数多くあり、さまざまな専門機関で仕事に従事している。

 多くの関連資格がある中で、2015年9月9日に公認心理師という国家資格が誕生し、今後の動向として心の専門家して国の責務を背負い、公認心理師という名前が関連機関で聞くことが増えてくるだろう。

*1:公認心理師現任者講習会テキスト2019年版より