いじめ、不登校を経験した独身男性のサクセスストーリー

中学時代のいじめ、不登校から学んだこと、立ち直るまでの道のりやきっかけ~今現在について~未来について、読んでいただいた方の人生に少しでもお役に立てれば幸いです。

中2の大きな壁~闇の霧に満ちた巣窟~

おはようございます。

最近、体調が芳しくなくブログを書く気力がなかったんですが、少しずつ身体と相談しながら無理のない範囲で回復の兆しが見えてきました。

 

【前回からの続き】

ken05260810ken.hatenablog.com

 

中2になった私は、登校初日に衝撃を受けてしまう。

なんと、小6のサッカー少年団で軽い仲間はずれをしてきた“あの人たち”が教室にいたのだ。

 

まだなにもされていない私だが、漠然とした不安と恐怖が全身を駆け巡りました。

 

と同時に、私の頭にはこんな言葉が浮かび上がった。

 

『あっ、終わった』

 

その日から、私の周りで様々な違和感を憶え始める。

 

ある日、体育の授業で柔道をしていた。

2組合同で行われた。

先生から、手前には私が所属するクラス、向かえには別のクラスがランダムで横一列に並び、組手を行うよう指示があった。

 

私はランダムで並び、順番待ちをしていた。

すると、向かいのクラスが少しざわついていたのだ。

そちらの方を見てみると、二人の男子が私の方を見るなり、ニヤニヤしながら並んでいる順番を交換しろ!しない!のやり取りをしていたのだ。

 

『俺、嫌だよ。順番代わって!』

『俺だって嫌だよ。』

 

こうしたやり取りを二人が私を見ながら繰り広げていたのだ。

ただ、私はその二人と面識がないのだ。なぜなら他の小学校から来た人たちだからだ。

 

私はこの光景を見て、このような推測と認知が働いた。

 

“たしか、あの人たちはサッカー部だよな?あの人たちと同じサッカー部だ!

もしかしたら、あの人たちが俺のことを悪く言ってるんじゃないか?

どうしよう・・・。俺、何もしてないのに学校で浮いちゃう”

 

私の頭の中には、漠然とした不安と恐怖から根拠のない推測が生まれていたのだ。

 

私の記憶の中では、こうした場面はこれっきりだったと思います。もしかしたら、“あの人たち”はなにかしら仕掛けてきていたが、ただ単に私が気づいていないこともあるかもしれません。

 

あの人たち”は、先生の前では優等生でした。勉強もスポーツもできた人たちでした。私はそうした行動を見て、さらに人間不信に陥っていきます。

 

私は、日々、学校生活の中で“あの人たち”とできる限り接触しないためにはどうしたらいいのか、について考える毎日でした。これにより、私には危険回避行動というものを身に着けることができました。

 

・・・そんなある日、ついにあの悲劇が訪れるのです。

 

それは、帰りのホームルームの開始前に起きました。

私は、その時は一番後ろの席でした。いつものように帰りの支度をしていました。

すると、後ろから突然、私の椅子を蹴ってきたのです。

 

私はびっくりして、後ろを振り向くと、“あの人たち”のグループの二人が後ろにいたのです。私が振り向いたときは、二人で話したり、私がいる方向とは別の方向を向いていました。

このとき、私の頭の中には、“あっ始まった!”という言葉が浮かんでいました。

と同時に、私の体は全身、硬直し、心臓がドキドキ、頭はボーっとして、熱くなっていました。

そんな状態でしたが、先生も教室にいたので前を向き直しました。

 

すると、また『ドンッ!!!』

 

二人のどちらかが足で蹴ってきたのです。私は、自分の精一杯の力で振り向きましたが、二人はまた同じように知らんぷりを貫いていました。

 

私は、なにがなんだか、どうしたいいのか、わけがわからなくなりました。

そんな中、無意識に“あの人”が浮かんだのです。

 

あの人”が座っている席のほうに目をやってみると・・・。

 

あの人”は私のほうを見て、ニヤッと微笑んでいたのです。

 

これ以上の恐怖はありません。私はここで、今置かれている状況を把握しました。

 

二人が蹴るのをやめ、自分の席に戻っていきました。

 

私は、“あの人”を睨みつけました。これが度胸のない私ができる精一杯の抵抗でした。すると、私の目に入ってきた光景は、“あの人”をはじめ、蹴ってきた二人、その他のいつも一緒にいる人たちが同時に、私を見るなりニヤニヤ、微笑んでいたのでした。

 

ホームルームが終わり、帰ろうと席を立とうとしたとき・・・・

 

あの人たち”が私の机の周りを囲み始めました。

少年A「§◆〈×Δ※@&+」

少年B「(##!;℁φ」

 

私の今の記憶では、当時、“あの人たち”がなにを発していたのか思い出せません。

ただ、私には響きの良い音ではなかったように思います。

 

私は、心拍上昇、身体硬直、思考停止の状態のまま、その場からいち早く逃げるために急いで学校から離れることにしました。

 

下駄箱で靴を履いて、少し早歩きで学校から離れていきました。少し離れたところで、学校を振り向くと、私には、その学校が『闇の霧に満ちた巣窟』のように見えました。

 

学校から家に帰るまでの道中の記憶は、今でも鮮明に憶えています。

「なんでだ!俺、なんかしたか?どうしよう!?これからどうすればいいんだよ!?あいつら・・・」

頭の中は整理できない状態でした。

 

家に着いてから、その日になにをしたか憶えていません。

 

to be continued...

 

【次回予告】

人はさまざまな仮面を持っている!私がとった行動とは?

 

★今日の3日坊主男の言葉★

人生一度きり!

こう言われたらどうしよう・・・。

こうなってしまったらどうしよう・・・。

 

誰一人として、他人の人生の邪魔をする権利はない!

邪魔された経験を持つ私としては、その闇からなかなか抜け出せずにいるが、人生一度きり!歳取って、こうしておけばよかったと後で後悔しても遅い。

 

 

今いじめに遭っている人たち、その状況に立ち向かってもよし!逃げてもよし!自分の人生を決めるのは自分次第!